ゲーテについて
「天分は自分だけで完成されるという妄想にとりつかれている」(『ゲーテ全集15巻 書簡』)と、晩年のゲーテは後進の無頼派的態度を嘆いています。(ゲーテの無意識と天才 ) フランスのヴィクトル・ユゴーを賞賛し、それとは反対に若いドイツの詩人を学識…
photo credit: Jorbasa via photopin cc 天才はすべて無意識になす 芸術創造における意識と無意識の働きについてシェリングと論争したシラーは、ゲーテに意見を求める。それについてゲーテは、 およそ天才が天才である限りそのなすところはすべて無意識にな…
人物が高等であればあるほど支配される photo credit: Cpt via photopin cc 以前の記事「ナポレオンとゲーテ -」でもちょっと触れたデモーニッシュという言葉は、『詩と真実』のなかで説明されています。 それは非理性的に見えたから神的なものではなかった…
photo credit: greg westfall. via photopin cc エッカーマンは、ゲーテとのやりとりを「ゲーテとの対話 」として世に出している。この書物では、ナポレオンについて言及している箇所がおおい。またそのほとんどが賞賛で、ナポレオンについて語ることはゲー…
photo credit: timofeic via photopin cc ナポレオンが欧州を蹂躙していった時代 いくつもの国に分かれていたドイツは、ナポレオンに制圧されます。 そのひとつにヴァイマルという国があります。決して大きな国ではない。が、ナポレオンとヴァイマルの宰相と…