hikaze

幕末維新備忘録

幕末から明治維新に関する備忘録

kindleで徳富蘇峰の「近世日本国民史」が読める!

kindle徳富蘇峰の作品が読めることを最近知りました。名著でありながら入手困難だった『近世日本国民史』が簡単に購入できます。スマートフォンに入れておけばどこにいても空いた時間に読むことができる。織田信長の時代から明治維新までを叙述した「畢生の大事業」が。

近世日本国民史 明治三傑 西郷隆盛・大久保利通・木戸孝允 (講談社学術文庫)


残念なことにkindleストアには全100巻あるうちの一部しかなく(講談社版なので)、その一部も画像ファイルのためマーカー機能や辞書機能などが使えないという不満はあります。

 

しかも自分は、リーダーストア(SONY)で購入していたので電子書籍端末もSONYの『Reader』だったりします。SONY電子書籍端末の開発から撤退するようだし、はじめからkindleの端末にしておくべきだったかな。しばらくはスマートフォンで我慢して、いつかkindleを購入しようかなとかんがえています。

Kindle Wi-Fi、キャンペーン情報つきモデル

電子書籍の使用感

自分は電子書籍端末を愛用しています。Eーinkなので目が疲れにくいのが第一。それに文字検索をかけれたり、内蔵している辞書で手早く単語の意味を調べられたり、マーカーや付箋を付けたページが一覧として表示されるので便利だったりします。

Eーinkは処理に時間がかかり表示がおそいのが難点のひとつ。しかも作品自体が少ないですね。

とくに歴史や古典に関してはめぼしい作品がなく、『ゲーテとの対話』以外ではせっかくの機能を使えずにいました。青空文庫からダウンロードしたファイルをEPUBに変えてぶち込んだこともありますが、EPUBだと機能の大部分が使えないんですよね。端末自体は軽いし、読みやすくていいのに。岩波文庫が貴重な作品を電子化してくれればうれしいのですが。

 
後半愚痴っぽくなっちゃいましたが、徳富蘇峰以外の歴史家の著作も電子書籍化されるのを楽しみにしています。とくに森銑三氏の作品、それに『日本野史』、『通鑑』、読み切れないだろうけど二十五史などを。

※追記 

『近世日本国民史』をダウンロードしてみたのですが、PDFデータを画像として取り込んでいるだけのようです。なので検索機能、辞書機能、マーカー機能はつかえないみたいです。読めるだけでも嬉しいのですが、とても残念なことですね。