島津斉彬に庭方役を命じられた西郷隆盛

襲封した島津斉彬は、藩士に意見書を提出するようにすすめた。広く意見を求めて、すぐれた人材を抜擢するためだった。 西郷隆盛はこれに応じて藩政改革や農政改革についての意見書をこまめに提出していたようで、後年の西郷はつぎのように語っている。「自分が抜擢されるに至った経緯は詳しくしらないが、あるいは提出した…